ねむい(ρ.-)。。

2008.12.03 *Wed
眠いです理依ですこんばんわお…(´p`)/

どうしても年内にリクだけでも消化したいと思ってちょこちょこ書いてはいるんですが、それがなかなか終わらなくて煮詰まってきたので、ちょっと気分転換…うーん、なかなか思ったように書けないです…ううう><


そんなこんなで。。拍手くださった方、ありがとうございました^^*
レスは明日します…すみませんっ><





※にょたつなです
百蘭さんと無理やり結婚させられてしまうことになったつなくん、アジトを出て百蘭の元へ向かう当日、という設定を踏まえた上でどうぞ…(´∀`;)



つな♀総受け…?
ツナ子が半強制的に百蘭のトコにお嫁に行くお話…全体的に暗いですorz
********************





「…こんなの、あんまりです…っ!!」


ぐずっ、と、鼻を鳴らす。
軽く目を閉じていた綱吉は、薄く目を開けて、困った顔をした。
…泣いているのは知ってた、だけどどうしたら泣きやんでくれるのか、わからなかった。
ぼろぼろと涙を零して、それでもハルは、薬指に取ったリップバームを綱吉の唇の上に、薄く延ばしていく。


「どうして…どうしてツナさんが、こんな事しなきゃならないんですかっ…」

「……ハル、」

「こんな、まるで…人質みたいな、何かの犠牲になるみたいな」


見かねた綱吉がティッシュを取って、頬に当てる前に、ハルは右手の袖で、ぐいっと涙を拭った。


「…駄目だよハルちゃん、ツナくんだって辛い思いして‥」

「だから、それがおかしいって言ってるんです!!」


後ろから、綱吉の跳ね放題の髪を、ワックスやらヘアスプレーやらで優しくなだめすかしていた京子が、ピクリと身体を震わせる。
…ぐ、っと、喉の奥で言葉を飲み込む気配がして、2人の友人に挟まれている綱吉は、ただでさえ小柄で小さな身体を、更に小さく縮こめた。

…京子は、優しい。すごく。それこそ、天使みたいに。
だけどその分、沢山我慢して、気を使って、嫌な物を全部飲み込んでいるのを、綱吉は知っている。
…どうしよう。
困り切った綱吉が口を開く前に、ハルは手に取ったリップライナーのキャップを開けたまま、かくんとうなだれた。


「……すみません、悪いのは京子ちゃんじゃないのに‥」

「…良いよ、私だって、ハルちゃんの言いたい事、すごく良くわかるから」


赤く腫れた瞳を伏せたハルは、じっと、自分の膝の辺りを睨みつけている。
…ハルだって、すごく、すごく良い子なんだ。
まるで自分の事のように、人を思いやれる、優しくて、素直で。

不意に身体の前に腕を回されて、そっと、背中に京子の体温が、重みがかかる。
それは柔らかくて、温かくて、優しくて、切なかった。
…綱吉は、投げ出されたままのハルの両腕を、そっと掴む。
ぽた、ぽたと、温い雫が、その手の甲を濡らした。

…恵まれている。そう思った。
深く、優しく思われていて、愛されている事を、心の奥底から、染み入るように感じた。
何が起ころうとも、この先に何が待とうとも、これだけは、忘れてはいけないのだと思った。
自分にはもったいないぐらい、本当に、良い友人達。


「……ツナさん、」


ゆっくりと、ハルが顔を上げた。
涙やら何やらで、ぐちゃぐちゃの、真っ赤な顔。
つり目気味の大きな瞳だけがきらきらとしていて、綱吉はそれを、とても、綺麗だと思った。


「…結婚っていうのは、乙女の憧れなんです……一生に一度、一番幸せで、祝福に満ちた日じゃないといけないし、そう在るべきなんです」

「…うん」

「誰かに強制されたり、ましてや脅されたり…そうして無理やりするものじゃないし、そもそもそこに愛がないならば、絶対にするべきじゃありません」

「……うん、」

「…ハルは、…ツナさんは、守護者さんの誰かと結婚して、これからもみんなで仲良く暮らしていけるものだとばかり、思ってました」

「……、…」

「…ツナさんは、好きな人が、いたはずなんです」


じいっと見詰められて、綱吉はたまらず目を逸らす。


「っ…ツナさん!!だからハルは、賛成できないんです…っどんなことになったとしても、ここにいる皆さんは、ツナさんの幸せを願っ」

「ありがとう、ハル」


…ありがとう、ごめん。
綱吉は、服が濡れるのも構わずに、ハルの頭をぎゅうっと抱き締めた。
全てに、みんなに良かれと思って決めたことなのに、目の前の友人は泣いてばかりだった。
どうしたら良いのかわからなくて、それでも、例え綱吉の出した答えが間違っていたのだとしても、全ては坂道を転げ落ちるように、止められない所まで加速していた。


「…きっと俺は、みんなが思ってるほど、辛くも不幸でもないんだ。どこにいたって、ハルや京子ちゃん…みんながいると思えば大丈夫。…大丈夫、俺は幸せになるよ」


腕の中で、ハルが子供みたいに、小さくしゃくり上げる。
…最後の一言は、きっと誰よりも、自分に言い聞かせたかった。







「……ツナ、」


少ない荷物を纏めて部屋を出たところで、不意に声を掛けられた。
綱吉はビクリと身体を震わせて、声のした方を見やる。


「…わり、驚かせちまったか」

「だ、大丈夫…山本、何でこんなトコに?」

「…あー…ごめん、立ち聞きしたかったわけじゃねーんだけど、……ツナに、会っときたくて」


綱吉の華奢な肩にかかった荷物をチラリと見て、山本は、微かに眉を顰めた。


「…本当に行くのか、ツナ」


…こくん、と小さく頷くと、


「…そうか、‥」


小さく呟いて、山本は、ぐっと唇を噛み締めた。
押し殺したため息が、隙間から漏れる。
…居た堪れなくなって、綱吉が思わず謝りそうになった所で、山本はいつもの笑みを浮かべて綱吉を見た。


「…で、何ハッチから出る?せめてそこまででも送らせてくれよ」


荷物持つぜ、と、肩に掛かったボストンバッグをひょいっと取り上げられる。
綱吉は、にこにこと笑んでいる山本の横顔を見て、それがいつもの笑みとは違うものだと気付いたけれど、何も言えなかった。


「…ツナ、これ持ってってくんね?」


地上へ通じるハッチのある階へ向かうエレベーターの中、不意に山本が、ポケットの中からまあるい物を取り出して、綱吉の手の平に押し付けた。


「…これ、…野球ボール‥?」


それは良く使い込まれていて、手の平にぴったりと吸い付くように馴染んだ。
『山本武』と、達筆な字で書かれている。


「ん…俺、これでもまだ野球諦めてねーからさ、…テレビぐらいは見れるだろ?俺、ツナに見てもらえるように頑張るからさ」

「……山本、‥」


…そうか、こうしてボンゴレが無くなってしまえば、山本は、また夢を追える。
山本が本当に言いたいことはそれではないと、綱吉はわかっていたけれど、やっぱり、何も言えなかった。
いつだってこうして、綱吉に逃げ場を残しておいてくれるのが、山本の優しさであり、思えば綱吉はいつだって、それに甘えてばかりだった。





ボンゴレアジトのエレベーターは最新であり、当然速度も速い。
2人きりの時間はあっという間に終わりを告げ、音も無くエレベーターのドアが開いたその先には、獄寺隼人が立っていた。


「…ここからは、俺がお連れする。てめーは帰れ」


ぐいっと手首を引かれて、つんのめるようにして、綱吉はエレベーターから降りた。
勢い余って、獄寺の胸の中に飛び込んでしまう。
獄寺は、山本の持っていた綱吉のバッグを奪い取るようにして持つと、エレベーターの脇に付いていた、赤く丸いボタンを押した。
…それは非常用のボタンで、非常時に途中で止まらずにボンゴレアジトの最下層に直通するように作られたボタンだった。
何か言いかけた山本の前で、ドアが音も無く閉まる。


「…すみません十代目、手荒な真似を」

「…俺は良いよ。後で山本に謝っといてね」

「ハイ、すみません…」


何を張り合っているのだか知らないけれど、獄寺が妙に山本をライバル視することは昔からで、もう綱吉には慣れっこだった。

(…まあ、獄寺くんにも会っておきたかったから、良かった)

どさくさに紛れて綱吉を抱き締めたまま離そうとしない獄寺、その腕の中で、綱吉は小さく苦笑した。
例えば自分がもう二度とここに帰ってくることができないとして、一番心配なのは他でもない、この獄寺隼人だった。


「…十代目、」

「何?」

「…どうしても、行かれるんすか?」

「………」


…ごめんね、と、肯定の意味を込めて、綱吉は獄寺の背中に腕を回して、ぎゅう、と抱き締めた。
こうすると、大抵の場合獄寺は大人しくなってしまうのを、知っている。


「…俺は、やっぱり、反対です…例えこちらが全滅したとしても、それでも貴女を守り通せるのなら、それで良い。その方が、よっぽどスッキリする」

「…それじゃあ、俺は一生幸せになんか、なれないよ。君らの安全の保証があると言うのなら、その前にどんな上手い話がでてきたところで、意味なんて無いんだ」


とんとん、と、獄寺の背中を宥めるように軽く叩く。
外界へと繋がるハッチは、獄寺の背中の向こうに存在していた。
それをチラリと確認して、綱吉は、今の時間を思う。
約束の時間に間に合わなければ、この決意が無駄になってしまうのだ。


「…獄寺くん、みんなをよろしくね」

「…十代目、」

「君は右腕なんだからさ、こういう時にしっかりしていてくれないと」

「っ…十代目、駄目です十代目、全部、十代目じゃないと」


…こんな時ばっかり。
“右腕”という言葉で、獄寺を縛る。
綱吉は、獄寺の肩からスルリと荷物を取ると、動揺した獄寺の隙を付いて、その腕の中から逃げ出した。


「…ごめんね、君にひどい事してるって、わかってるんだ。…それでももう、止められない」


…獄寺は、もう、動けなかった。
俯いて、床を睨みつけて、唇を噛み締めている。
大切な十代目に気を使わせて、挙句、謝罪の言葉まで。

こつ、こつ、と小さな靴音が遠ざかるのを、それが聞こえなくなるまで、獄寺はそのままそこに立ち尽くしていた。
掌、指の隙間をすり抜けて、無くしてしまったものの大きさに、押しつぶされてしまいそうだった。





外の空気は、冷たかった。
日差しだけが温かく、綱吉の柔らかな茶色の髪を、透かしている。
歩いてすぐの所に、迎えの車が、用意されているはずだった。
こちらからアジトの場所を教えた覚えは無いけれど、それすら交渉の手札にならないほどに、相手は既にボンゴレの核に手が届く所にまで迫っていたということだ。
履き慣れない高いヒールの靴で、綱吉は、ゆっくりと、歩いていく。
着慣れないワンピースが、風を受けてひらひらとはためいた。
足元から寒さが駆け上がってきて、思わずぶるりと身体を震わせる。
…そしてふと、顔を上げた綱吉は、そのままそこで、立ち止まった。


「……ヒバリさん、‥」


アジトの敷地内から出るための近道、綱吉が通ろうとしていたまさにその場所に、雲雀が、木の幹に背を預けて、立っていた。
綱吉の声が聞こえたのか、雲雀は一瞬だけ、ふっと顔を上げる。
そうしてその目に綱吉を捉えたか捉えなかったのか、また俯いて、目を閉じてしまった。


「………」


綱吉は、しばらくそうして立ちすくんでいたけれど、雲雀がそこから動く気配を見せないので、仕方なく、ゆっくりと、その近道に向かって歩き出した。
…そうっと歩く、だけど、どう考えたって雲雀は綱吉の存在に気付いているはずで、意図的にその場所にいるのだとしか思えない。
綱吉は、コクッと小さく喉を鳴らして、雲雀の前を通りかかった。


「…ねえ、君」


案の定、というべきか…顔を上げた雲雀に、腕をぐっと掴まれて、綱吉はビクッと身体を跳ねさせた。


「ヒイッ…な、何でしょうかっ!??」

「…それ、赤ん坊には言ったの?」

「……え、」


大きな瞳をぱちぱちとさせて、綱吉は雲雀を見詰めたまま、僅かに首を傾げた。
それを見た雲雀が、小さく息を吐いた。


「…ふーん。そう。馬鹿だね、君」

「んなっ…」

「赤ん坊も、可哀想に。あんな良くわからない奴にくれてやるために、君をここまで躾けたんじゃないだろうに」


…躾、って。
綱吉は思ったけれど、微かに頬を引きつらせたぐらいで、口に出す事は無い。
出したところで相手にされない事を、知っているからだ。


「…こうするしか、無かったんです…誰も傷付かずに、平和に進める方法が、」

「…それで?君1人が、あの良くわからない男に飼い殺されようって?」




**********

ここまで。。
色々先まで考えたけど、たぶん続かない…この後スパナ出てきたりやんややんやして、最終的にむくつなになるお話です^p^ (←え
何だかイロモノですみません…とりあえず書きたいネタだけ詰め込んだからちょっと話の流れが繋がってないかも…(死)

寝ますorz
COMMENT (0)  TRACKBACK (0) 

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 

TRACKBACK

TrackBack List


Copyright © *ヒステリア* All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ (素材:ふるるか) ・・・  FC2ブログ 通販